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2019

March

【誠恵高校×スタディサプリ】 悩ましすぎる「志望校」と「将来」、今のホンネは?

2018.06.28

高校3年生の6月は、実に悩ましい時期だと思います。

センター試験まで8カ月を切り、いよいよ受験のプレッシャーを本格的に感じ始めるタイミング。何だか気分がすっきりしないのは、梅雨のせいだけじゃないはず。

そんな中、周りからはいろいろな声が聞こえてきます。

先生:「夏休みまでには志望校を決めようぜ」

親:「将来を真剣に考えてるのか?」

わかってるよ考えてるよカンタンに言わないで……と頭の中がいっぱいになってしまっている高校3年生は、きっと日本中にいることでしょう。

「スタディサプリ合格特訓コース」に挑む誠恵高校の8人も、悩ましい日々を過ごしています。プログラムがスタートして約2カ月。日々、勉強に取り組むなかで、ときに迷いながらも、ちょっとずつ、志望校への思いが形になりつつあるようです。

歩いていく道を決めた人、ほぼ決まりつつある人、まだ考え続けている人。状況はいろいろです。

「今、どんな感じですか?」

みんなにリアルな今の気持ちを聞いてみると、8人8様の思いが見えてきました。

とにかく大学へ行かなきゃ、という感じ

■K.O.くん
志望校1:法政大学 経済学部
志望校2:中央大学 経済学部

決意度:★★

「国語と社会は得意だけど、数学が苦手。自分は理系より文系なんだと思う。だから文系で志望校を考えています」

「法政大や中央大を目指すのは、自分にとって高い目標だから。父からはいつも“目標は高く持て”と言われているんです……正直、姉や兄のプレッシャーもあります。どちらも勉強が得意で、有名大学に進学したんですよ。負けたくない、見劣りしたくないという気持ちが強いですね。自分で自分を誇れるように受験勉強を頑張りたいです」

「経済学部がいいかなとは思っているけれど、まだ決めきれていない。経済学部は自分の苦手な理系寄りの勉強が多い気がしていて。受験そのものも大事ですけど、入学後のことも考えなきゃいけない。入ってから後悔したくないなと思うと、ちょっと不安です」

「将来やりたいこと? まだ見つかっていません。とにかく大学へ行かなきゃ、という感じ。人並みに体を動かすことは好きだし、みんなと協力して何かを作るのも好きだけど、特筆できる特技はないんですよね。あこがれている人も、特にいないし」

「まわりの友だちは“調理系に進みたい”とか、“ロボットを作りたい”とか、やりたいことが割とはっきりしていますね。姉や兄もそう。自分が何をやりたいのか、考え続けています」

『ビリギャル』よりきつい状況だけど、逃げたくない

■S.H.くん
志望校1:早稲田大学 法学部または政治経済学部
志望校2:慶應義塾大学 経済学部

決意度:★★

「もともとは医師を目指していました。高校1年生までは東大医学部を目指していたんです。でも自分には無理だと悟ってあきらめました」

「勉強は、けっこう苦手意識があります。小学生の頃から塾に行っていて、学校でトップの成績を取っていた時期もあったけど、中学のときの転校を機にどんどん成績が落ちてしまったんです。県下トップの高校に行こうと思っていたけど、全然だめでした」

「医師はあきらめたけど、次の夢があります。それは、地元・富士市の市長になること。このご時世、大卒でも良い会社に就職できるとは限らないし、せっかく入社したのにすぐ辞めてしまう人も多い。だから地元の経済対策に貢献したいです。堤防設置などの災害対策もやるべき。富士市の歴史を学んで、そんな思いが強くなっていきました」

「本気で早慶を目指す。正直、偏差値は全然届きません。『ビリギャル』よりもきつい状況だと思う。でも滑り止めの他の大学に逃げたくないんです。この状況から早慶に行ければ、常識を打ち破れる。地元や後輩や、何よりも自分のために、現役で合格したいです」

一流のプロ選手に声をかけてもらえるような人間になりたい

■I.Y.くん
志望校1:静岡県立大学 食品栄養科学部 食品栄養科学専攻
志望校2:名古屋学芸大学 管理栄養学部 管理栄養学科
志望校3:神奈川工科大学 応用バイオ科学部 栄養生命学科
志望校4:関東学院大学 栄養学部 管理栄養学科

決意度:★★

「中学の頃から、化学や生物の授業が好きだったんですよ。勉強していて自然と楽しいと思えるようになったし。組織や細胞の勉強をしていると化学反応のことも気になってくる。そうやって将来の職業としてイメージしたのが、管理栄養士でした」

「栄養士を目指す勉強では、人が食べるものの栄養素や、食べることで体に生じる影響などを学べる。生物の勉強と通じるものがあると思います」

「ぶっちゃけ、管理栄養士は給料もいい。歳をとっても活躍できるし。病院や飲食の分野で活躍できて、スポーツ選手に個人的に雇われている人だっている。あの大谷翔平さんに付いて専属で活躍している人もいる、可能性のある世界」

「そんなふうに、一流のプロ選手に声をかけてもらえるくらいの有名な人間になれたらいいな、と思っています。もともと負けず嫌いだから、どうせやるなら行けるところまで行きたい」

「親は進路については、どちらかと言うと放任主義ですね。“できれば公立がいいかな”と言われているくらい。志望校は4つイメージしているけど、これから絞り込んでいくと思いますね」

「受験は5教科7科目。スタディサプリを使うようになって勉強のペースは上がってきたけど、まだまだ自信はない。とにかくセンターが勝負どころだと思っています」

看護師として向き合う仕事や場面に興味がある

■K.N.くん
志望校1:東海大学 医学部 看護学科
志望校2:湘南医療大学 看護学科
志望校3:横浜創英大学 看護学部 看護学科
志望校3:神奈川工科大学 看護学部

決意度:★★

「テレビのドラマを観て、看護師はおもしろそうだなって思うようになりました。人と関わることが多い仕事だから、コミュニケーション能力や人間性も磨かれるのもいいなって。あと、これまで身近な人の死に立ち会ったことがないから、死ってなんだか不思議で。看護師になるとそんな場面に数多く出会うかもしれない。ちょっと変な言い方だけど、そんな面も含めて興味があります」

「両親はともに介護福祉士。親の影響もあると思います。もちろん2人とも賛成してくれています。“勉強はちゃんとしろ”といつも言われますね」

「なぜ神奈川県の大学ばかり選んでいるか? 自分、実家はもともと神奈川なんです。そこに戻りたいというか。自分が喘息だったので小さい頃に環境の良い沼津へ引っ越して。今住んでいるところは、めっちゃド田舎。10km圏内にコンビニが3つしかないんですよ。だから、都会に住みたいという気持ちも正直あります」

「志望校は、今のままだと一般入試が厳しいです。特に第一志望の東海大はこのままだとやばい。数学と英語が苦手でモチベーションがなかなか上がらないけど、頑張らないといけないですよね」

就活で苦労したくない。さっさと安定した仕事に就きたい

■S.K.くん
志望校1:聖隷クリストファー大学 看護学部 看護学科

決意度:★★★

「看護師になりたいのは、就職活動をしたくないからです。就活はとにかく大変だと聞くし、失敗して親にあれこれ言われるのも嫌。そんな苦労をするよりも、大学を出てすぐに安定した仕事に就けるような道のほうがいいと思っています。本が好きだから、最初は文学部に興味があったけど、今はもうその進路はスッパリ切って。看護師一本です」

「看護師なら、就活しなくても附属病院で働ける。待遇はいいし、男性看護師の需要もあります。僕は仕事内容にもマイナスイメージはないですね。日本国内のどこかで働けていればいいかな、という感じ。バリバリ働いて、バリバリ遊ぶ。そんな大人になりたいです」

「親は進路に対してとやかく言わないけど、受験についてはちょっと心配していると思う。勉強は頑張っているつもり。やることはやっているし、手応えはぼちぼちですね」

「ただ、数学には不安がある。受験には関係のない科目だけど、それよりも定期テストで赤点を取らないようにしないとまずい。入試の心配をする前に、目の前のテストをクリアしなきゃという感じです」

「保育士になりたい」と周囲に言えるようになった

■E.K.くん
志望校1:東洋大学 生活支援学科 子ども支援学専攻

決意度:★★★

「将来の夢は保育士です。幼稚園の先生をしていた祖母から影響を受けました。祖母は69歳で、もう現役を引退しているけど、今でもピンチヒッターで幼稚園から声がかかることがあるんですよ」

「小さい頃からおばあちゃん子でした。その姿を見ながら、仕事で忙しい両親の代わりに自分が5つ下の妹の面倒をなるべく見るようにしていました。そんな中で、中学生の頃から保育士になりたいと思うようになった」

「まわりの友だちにはあまり将来の夢を話していなかったですね。男が保育士になるのって、何だか恥ずかしいことのように感じてしまう自分がました。現状、決して待遇がいいとは言えない仕事だから、父や母も最初は心配していました」

「でも祖母はずっと応援してくれています。一番の理解者ですよ。“保育園と幼稚園、どちらで働くのがいいか”という具体的なアドバイスもくれるし。そのおかげか、最近は父も母も“やりたいようにやれ”と言ってくれるようになりました。自分も今は、ちゃんと“保育士になりたい”と周囲に言えるようになってきました」

「受験に向けてはまだまだ全体的に頑張らなきゃいけないけど、特に苦手なのは英語。スタディサプリを活用して克服していきたいです」

大学へ行っても、大好きな油絵を続ける

■Y.H.さん
志望校1:東京藝術大学 美術学部 絵画科 油画コース

決意度:★★★

「小学校高学年で油画を始めて、中学でもずっと続けていました。誠恵高校へ来たのは、芸術コースがあったから。専攻で油絵を選べて、部活も美術部で油絵。いつも美術漬けでいられるのが本当にうれしい。純粋に絵の具をさわっているのが好きです。だから大学でも続けたい」

「志望校は東京藝術大学だけ。一本に絞りました。技術レベルの高い人が集まる場所で、学費も安くはないけど、親も了承してくれて。もうやるしかないという感じ」

「受験はまず、センターで国・英・社を突破する。これはスタディサプリで頑張ります。その後に実技試験があって、実はこれがかなりの難関……。課題ではテーマに沿って、決められた時間内に作品を完成させます。私は描くスピードが遅いので、それで負けちゃう可能性があるなって。実技の弱点を克服できるように夏からは予備校にも通うつもりです」

「好きな画家さんは、現代アートでは奈良美智さん。あの色使いがとても好き。油絵ではないけど、イラストレーターのYKBXさんも大好き。あのポップな色合いを油絵に取り入れたらきれいだと思って。大学では目の前の課題をひとつずつクリアしながら、そんな憧れの存在に近づけるよう頑張りたいです」

応援団の活動をやりきって勉強と両立させたい

■O.Y.くん
志望校1:二松學舍大学 文学部

決意度:★★★

「本が好きなので、将来は司書になりたいと思っています。でも、司書だけで食べていくのは難しいという話も聞いているんですよね。それだったらいろいろな資格を取れるところがいいかな、と考えて二松學舍大を志望しています」

「昔からころころ夢が変わるタイプだったけど、司書の道は親には真剣に話しました。いろいろあったけど、今は全面的に応援してくれています。自分としても迷いはまったくなし」

「受験に向けた手応えはなんとも言えないですね。国語はいい感じだけど、英語はもっと強化しないといけないです」

「今ちょっと悩んでいるのは、入学後のこと。二松學舍大だと実家から通うことになるかもしれないけど、片道2時間くらいかかるんです。1人暮らしをしたい気持ちもあるけど、本当にやっていけるか不安もあります。親は実家から通ってほしいみたいなので、もし1人暮らしをするならちゃんと親に話して、納得してもらわないといけない。これは、もう一つの戦いになるかも(笑)」

「あとは応援団と勉強の両立も課題ですね。今、僕は団長を務めていて、各部が出場する大会が続く夏頃まではめちゃくちゃ忙しいんですよ。応援団のみんなに迷惑をかけないように活動をやりきって、うまく勉強と両立させていきたいです」

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志望校を決めるタイミングは、「自分が将来どうありたいか」を考えるきっかけにもなります。とは言うものの、この時期に自分の将来を決めるというのはとても大変なことです。

8人の中でも、すでに決意を固めている人もいれば、まだまだ悩んでいる人もいます。決意を固めた人だって、これからの数カ月で揺れ動くことだってあるかもしれません。

この思いの先にどんなドラマが待っているのか。

全力で応援しながら、追いかけていきます。

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